松谷 武判 MATSUTANI Takesada(フランス・西宮)
【プロフィール】
西宮市から北へ、ひと山越えると船坂の里、昔ながらのたたずまいが残っている。この環境に、現代美術をその場で制作し、展示する。先ずは理屈抜きにやってみること。物や情報が氾濫する現在、地元の人、ボランティアの人と、関係者との交流に始まって、人と作品が触れ合う。
ビエンナーレ展の規模の大小よりも、日頃は画廊や美術館に行かない人も、素晴らしい風景に出合い“現代美術は分からん”という言葉は吹っ飛ぶ。
【経歴】
- 1937年 大阪市に生まれる 大阪市立工芸高等学校日本画科に学ぶ
- 1960年 具体美術協会に参加し、1972年の解散まで国内外全展に出品
- 1966年 第一回フランス政府給費留学コンクール(京都市美術館)で大賞を得て渡仏
- 以後現在までパリを拠点に活動を続ける
- 1967年 S.Wヘイターのアトリエ17版画工房(パリ)に入門、’70年まで助手を務める
【個展】
- 1963年 具体ピナコテカ(大阪)
- 2007年 アンドレ・マルロー文化センター(アジャン・フランス)
- 2000年 , ’15 西宮市大谷記念美術館
- 2010年 神奈川県立近代美術館 鎌倉館
- 2013年 ハウザー&ヴォールス(ロンドン)
【グループ展】
1972年~2014年 第36回ヴェニスビエンナーレ、マドリッド国立美術館(スペイン)、東京都現代美術館、大阪国立国際美術館、グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)
【所蔵】
東京、京都国立近代、東京都現代、大阪国立国際美術館、ポンピドーセンター(フランス) 他
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![西宮船坂ビエンナーレ作品写真](photo/16_matsutani.jpg)