2018年5月19日(土)の神戸新聞に船坂ビエンナーレに関する記事が掲載されました。以下、記事をコピーしました。お読みください。

里山が残る兵庫県西宮市北部の山口町船坂地域で、2年に1度開かれる芸術祭「西宮船坂ビエンナーレ」が今年は、中止されることが決まった。アートの力で町おこしをしようと8年前から始まったが、メイン会場の夜間使用が制限された上、運営する住民の高齢化が原因。2万人が訪れたこともある一大イベントだけに、運営する住民は「もう一度地域でまとまり、2年後は再開できれば」と話している。(斉藤絵美)
 ビエンナーレは少子高齢化が進む船坂地域で、町を活性化させる起爆剤として、住民たちでつくる「船坂里山芸術祭推進委員会」が2010年から隔年で開いてきた。同年に廃校となった船坂小学校(現・船坂里山学校)や古民家などを舞台に、約1カ月の会期中には多い時で作家約100人が参加し2万人を集めた。
 しかし、16年の開催後、船坂里山学校の一部で、同市の規則で夜間の使用が制限されていることが判明。美術館などでの作品展示と異なり、町を“アトリエ”として、泊まり込みで作品を作り上げるビエンナーレには大きな壁となった。さらに、同推進委の中心メンバーが病気のため運営を外れることになり、18年は中止せざるを得なくなった。
 16年の芸術祭で、かやぶきの古民家に作品を展示した造形作家の星野時環さん=芦屋市=は「エネルギーを感じる町。近所の方が作品を見に来てくれるなど住民とも交流があっただけに、とても残念」とする。
 同推進委の坂口文孝委員長(73)は「小さな町で芸術という新しいことに取り組むことは、地域の力にもなる」と意義を話す。2年後の20年の開催については「やろうという気持ちはある。スタッフ側の個性を出し合った祭典にしたい」と話した。
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(2018/5/19 05:30神戸新聞NEXTより)